車のノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの交換作業ですが、自分でタイヤ交換作業を行う人も多いと思います。
私も、運転免許を取ってから、自分で車を運転するようになり20年近くたちますが、タイヤ交換はほとんどこれまで自分で行っていました。
自分でタイヤ交換を行って、これまで特に大きなトラブルはありませんでしたが、
先日ちょっとしたトラブルが発生しました。
あるとき車の走行中に、エンジンの下部分から、
「コン、コン、コン、コン」
と音がするようになったのです。
その音は、アクセルを踏んで加速しているときは鳴りませんでしたが、
アクセルを話して減速すると鳴るような感じでした。
「エンジンに何が不具合でもあったのかな?」
と思い、車屋さんへ行って確認してもらうと
「タイヤのボルトが緩んでいたのが原因で、音が鳴っていました」
「規定のトルクで締め直して走行したら音も鳴らなくなりました」
とのことでした。
いままでタイヤのボルトを締めるときに「規定のトルク」なんて意識したことはありませんでした。
ただ、タイヤのボルトって、あまり力強く締めすぎると、「ボルトが折れてしまう」ケースもあるって聞いたことが
あったので(実際知ってる人でやってしまった人がいましたので)、あまり強く締めすぎないようにしていました。
それが、今回たまたま緩すぎたようです。
緩いと走行中にボルトが外れて、タイヤも外れてしまう可能性があり大変危険です。
強く締めすぎてボルトが折れてしまうのを恐れて、今回緩めに絞めましたが、力が足りなかったようです。
では、ちょうどいい強さ(トルク)で締めるにはどうすればいいか?
そこで使うのが「トルクレンチ」という代物です。
この「トルクレンチ」を使って、「規定のトルク」でボルトを締めるのですが、
「規定のトルク」
というのがあって、車の取扱説明書に書いてあります。
普通乗用車であれば、「100N・m ~ 110N・m」くらいです。
まず、トルクレンチのメモリを「規定のトルク」に合わせます。
私の車の規定トルクは「104N・m」だったので、その値をトルクレンチのメモリで合わせるのですが、
「主目盛」と「副目盛」というのがあって、それら二つの目盛りの値を足して、規定のトルクの値にするという使い方です。
なので、「104N・m」にするには、
主目盛りを「98N・m」、副目盛を「6N・m」に合わせます。
目盛りを合わせたら、タイヤのボルトを仮締めした後に、
トルクレンチで締めます。
ある程度まで絞めると「カチン!」と音がしますので、それが規定のトルクです。
ちょうどいい強さで締めたことになります。
今シーズンは、自分と嫁さんの車のタイヤ交換を行っていたので、
「ひょっとしたら」
と思い、嫁さんのほうの車のタイヤをトルクレンチで締めてみたところ、
「カチン!」と音が鳴るまで、まだまだ絞めることが出来ました。
やっぱりこちらも締め方が弱かったようです。
今後はタイヤ交換の際には、最後にトルクレンチも使おうと思います。
ひとまずこれで安心です。
自分でダイヤ交換を行うのが不安な方、ネットで予約まで行いたい方は、
以下のようなサービスもあります。
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